セルフホワイトニングの効果と安全性
木更津きらら歯科院長:槙原歯科 豊洲インプラントセンター
院長:中谷一空 [資格]・日本歯周病学会(認定医)・日本口腔インプラント学会(専修医)
セルフホワイトニングとは、今までの歯科医院でのオフィスホワイトニングを歯科とは関わりが無かった方々をも対象とした、より身近に美を考えた画期的なホワイトニングのシステムです。従来のホワイトニングとの比較として、下記があげられます。
①時間:約1~1.5時間⇒ 30分
②費用:約3~6万円⇒ 4,000円前後
③痛み:約1日~2日間しみる⇒ 全く痛みやしみることが無い
④食事/喫煙:着色が強いものは約1~2日間禁止⇒ 特に制限は無い
⑤作用:漂白作用⇒ 光触媒作用によって汚れを浮き上がらせて除去
⑥薬液:過酸化水素⇒ 酸化チタン
上記のとおり、既に様々分野で活用されている光触媒反応を歯のホワイトニングに応用し、考えられるお客様のリスクを最大限に少なく抑えた新世代のホワイトニングシステムです。歯のホワイトニングに興味はあるものの、まずは気軽な気持ちで試されたいという方に最適なサービスと言えます“
光触媒反応を用いたホワイトニング
セルフホワイトニングでは光触媒作用を応用し、ホワイト溶液へは酸化チタンが配合されています。
酸化チタン(TIO2)とは、食品や歯磨き粉等の医療品や化粧品など日常的に多くのものに使用されている安全性の高い無機化合物です。420nm~490nm(可視光線)のLEDの光を当てることで光触媒作用を発生させます
光触媒を用いたホワイトニングでは以下の効果が得られます。
これにより、セルフホワイトニングも上記の事例と同じ歯磨きだけでは落ちなかったステインやヤニ、歯垢の除去を促し、本来の美しい歯の白さを取り戻すことを可能としたシステムとなります。
①歯の表面には、それまでの日常生活・食生活の中で蓄積した汚れ(ステイン)が付着しています。(歯の黄ばみの主な原因としては加齢によるものと、嗜好品(たばこ)や食べ物となり、食べ物の中ではワイン/紅茶/コーヒー/緑茶カレーライス/キムチ/チョコレート/緑黄色野菜/飴などが挙げられます。)
②歯面に吸着した汚れ(ステイン)にホワイト溶液を塗布することで、ステインの周りに酸化チタンが吸着します。その状態で青色LEDを照射する事によって、歯の表面上で「光触媒」という化学反応を起こします。
③「光触媒」によって歯とステインの接着面の汚れを分子で還元し、浮き上がらせます。その後に歯をブラッシングすることによって、ステインを除去します。
④終わった後は酸化チタンが歯の表面にコーティングされ、一時的に(1週間前後)汚れが付きにくくなる状態が続きます。舌先で歯の表面を舐めていただくと、ツルツルとした感覚を感じて戴けます。
機械について(ホワイトLED55)
国内の検証機関において、紫外線域を使用しない安全性の高いLEDライトであることを検証済機器本体や操作パネルはシンプルな設計でありながらも、光触媒の作用を効果的に引き出す55W仕様のホワイトニングマシンです。
従来のホワイトニングとの違い
光触媒とは?
光触媒」とは酸化チタンに青色LED(または太陽光)の光を当てることによって発生する化学反応のひとつです。これにより、有害物質を炭酸ガス/水へと分解し、無害化します。
空気清浄/水浄化/抗菌/脱臭/防汚/防曇などの効果があり、既に私たちの身の周りの様々な分野で実用化がされています。※これらはLEDを当てることは難しいため、主に太陽光によって「光触媒反応」を起こすよう工夫がされています。